戸建住宅

工事

上棟式や工事中の注意事項について
札幌市内の建築業者さんからの情報をご紹介します。

上棟式のアドバイス
上棟式は建前ともいわれ、住宅を建てるに当たり工事の安全や入居後の生活の幸福を祈念してとり行う祭事の一つです。必ずしもとり行わなくてもいいものですが、これまでの『しきたり』として行われる例が多いのが現状です。 するか・しないかといったことや、仕方については工事の請負者と事前に相談すると良いでしょう。 縁起事ですから、一般に『大安吉日』を選んで行います。

上棟式の一例
上棟式の日には、出来上がっている基礎の上に土台を置き、柱を立て梁を載せて小屋組みをつくるという工事をします。
建て上がったところで祝宴に入りますが、先ず神主さんの修祓の儀式があります。(宗教によって異なるやり方の場合もあります。)
それから、玉串奉典、施工者の工事報告、施主挨拶、施工者祝辞、祝宴に入ります。(この例は、場合によって省略又は、簡素化されるケースが多いです。)
出席者は、工事関係者(請負者)に事前に聞いておきましょう。建主の家族、時にはその親戚や知人、そして敷地 を接する人(隣近所の方)が参加することもあります。

工事中の建物の所有権
建物は、工事が完了して施主に引渡されるまでは、その所有権は工事請負者にあります。そのため、工事の途中の現場に立ち入るときは、工事者の許可を得てからとなります。しかしながら施主(建主)にとっては将来の大切な財産になるのですから、工事中の様子をよく見ておいて、将来に役立てたいと思うのは当然です。 両者(工事請負者と施主)に信頼感があれば、施主が現場に立ち入ることは何も問題はありません。(あらかじめ、請負者と話しておくことが肝要でしょう。)

立ち入る場合は配慮を忘れずに

工事にたずさわる職人さんとの交流も深まり良い結果をもたらしますし、その反対に施主の態度等によって、職人さんの感情を損ねて悪影響を及ぼすこともありますので、現場での行動には配慮が必要です。職人さんとコミュニケーションを上手にとり、職人さんが気持ち良く働けるようにすることです。その上で、工事が約束(設計図等の表現など)どおり施工されているか、断熱材もキチンと入れるべきところに決められた材質のものが丁寧に施工されているか等を見ます。コンセントやスイッチ等の位置も確認しましょう。

何かあったらまず現場監督さんに

気のついたこと、変えたいことがあった場合は、直接職人さんに指示をするのではなく、必ず現場監督さんに話をしましょう。又、設計図を変更するときは、そのために金額の変更があるかないかの確認が必要です。

工事中ですから、足元、頭上には特に気を付け、また置かれている材料・機材などに損傷を与えないよう、仕上げている部分を汚さないように、気をつけて行動しましょう。
後々の参考にもなるので、工事中の現場写真を撮っておくのも良いことですが、現場監督さんの事前の了解を得ておきましょう。写す時は、職人さん達の仕事の邪魔にならないよう気をつけましょう。